蓮池の中で向かい合う鯉は、今にも動き、泳ぎだそうな気配である。その周縁部を宝相華文や海柘榴文、外縁部に円弧波文を配している。裏は宝相華唐草文、底は露胎。
中央に鴛鴦と蓮池を主様文に、その周縁部を宝相華文、外縁部に菱繋文を配している。
裏は宝相華唐草文、底は露胎。元青花の名品である。
八宝はチベット密教一派のラマ教の吉祥文で八種の宝物で、法螺・法輪・宝傘・白蓋・蓮花・双
魚・盤長を表す。この大盤には雑宝といわれる珠・銭・陰陽板・珊瑚・丁子・火焔宝珠・法螺な
どの内宝を主文様に、波頭、牡丹、宝相華、波頭などの文が描かれている。裏は宝相華文、底は
露胎、(引用文)